(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

黛まどかの俳句でエール!

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、鈴木真砂女さんの、今生(こんじょう)のいまが倖せ衣被(きぬかつぎ)が配信されてきました。衣被とは、里芋を蒸した物。真砂女さんは、銀座で料理…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、飯田蛇笏(だこつ)さんのたましひのたとへば秋のほたるかなが配信されてきました。蛍だけだと夏の季語ですが、秋になってもまだ残っている蛍の事を…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんの貝がらの九月の雨を溜めてをりが配信されてきました。賑やかだった海浜も、九月になると寂しくなる物。その九月の浜辺に佇みながら、…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、五所平之助さんの挨拶のごとく生きよと秋ざくらが配信されてきました。秋ざくらとは、コスモスの事。コスモスの揺れ方を挨拶と捉えた作者の感性を感…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、加賀(かがの)千代女(ちよじょ)の朝顔や釣瓶とられてもらひ水が配信されてきました。有名な俳句です。釣瓶とは、井戸を汲む際に使う桶のようなも…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんの爽やかに敵の校歌を聞いてをりが配信されてきました。爽やかは秋の季語。一生懸命戦った上での敗北。球児たちの爽やかさがよく詠まれ…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんの星涼しくて諍(いさか)ひし後(のち)の空が配信されてきました。6年前に韓国を徒歩で旅した黛まどかさん。日本と韓国から見える空…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、青柳志解樹(しげき)さんの秋立つや欅は欅松は松が配信されてきました。秋になっても緑のままの松と、薄紅葉になっていく欅。それぞれの針路を歩ん…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、福島県南相馬市に住む小出昭夫さんの生身魂(いきみたま)忘れ上手になり給ふが配信されてきました。生身魂とは、お盆の時期に、生きている両親に贈…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、飯田蛇笏の流燈やひとつにはかにさかのぼるが配信されてきました。先祖の御霊を送るための流燈。一つだけが逆らうが如くに反対の方向に進んでいます…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、中嶋秀子さんの来世また君に逢はむと踊り抜くが配信されてきました。来世でも、その君に逢いたいという心がよく詠まれています。(執筆・大塚雅彦)

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんの韓(から)くにへ鵲(かささぎ)の橋渡り来てが配信されてきました。今年の旧七夕は、8月19日とのこと。織り姫と彦星が出逢えるよ…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/11日〜15日は配信がありませんでしたが、今日から配信がスタート。今日は、福島県南相馬市(旧・原町市)に住む俳人の西内正浩さん(古志所属)のいくた…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、小林一茶のけさ秋や瘧(おこり)の落ちたやうな空が配信されてきました。瘧(おこり)が落ちるとは、ある物事に夢中になっていた状態から覚めることと…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、藺草(いぐさ)慶子さんのすずしさのいづこに坐りても一人が配信されてきました。 親しい人が亡くされたことを一句にしたようです。すずしさの季語に…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、久保田万太郎の神田川祭の中をながれけりが配信されてきました。江戸っ子の粋の良さと、神田川との取り合わせが上手く出来ている名句です。(執筆・…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/昨日は、安住敦さんの夏帽や反吐のでるほどへりくだりが配信されてきました。反吐(へど)が出るほどに、相手にへりくだらなければならないことが時にはあり…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/昨日は、角川書店の創業者、角川源義さんの一盞(いっさん)の冷酒に命あつきかなが配信されてきました。一盞とは、一つの杯や、一杯の酒やそれを飲むことと…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/昨日は、黛まどかさんのぼうたんの一日(ひとひ)は雨に揺れにけりが配信されてきました。ぼうたんとは、牡丹のこと。雨に揺れている牡丹の様子が目に見えて…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、松尾芭蕉のおもしろうてやがてかなしき鵜舟哉が配信されてきました。鵜の悲しみを詠み込んでいる芭蕉の作の上手さに改めて感心をさせられました。(…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/昨日は、黛まどかさんの梅雨蝶の森を抜けゆく白さかなが配信されてきました。梅雨蝶とは、梅雨の晴れ間に飛ぶ蝶のこと。緑の生い茂る森の中を行く一羽の蝶が…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんのぶつかつてまたぶつかつてかたつむりが配信されてきました。ぶつかりながらも、前向きなカタツムリの様が上手く詠まれていると思いま…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、松尾芭蕉の五月雨の降のこしてや光堂が配信されてきました。奥の細道で旅をした中尊寺金色堂で詠まれた一句。輝く様子が描けています。(執筆・大塚…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、元朝日俳壇選者・川崎展宏さんの炎天へ打つて出るべく茶漬飯が配信されてきました。川崎さんらしい諧謔味があり、男の戦いを感じさせてくれる秀句で…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛執さんのひたすらにそよいでゐたり余り苗が配信されてきました。黛執さんは、黛まどかさんのお父様。農に関する俳句を詠ませれば、右に出るものは…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、鈴木真砂女さんの夏帯や運切りひらき切りひらきが配信されてきました。運は自分から切り開いていくものだと言うことがよく分かります。(執筆・大塚…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、黛まどかさんの鑑真忌波のひとつが巌を越えが配信されてきました。唐の高僧・鑑真が日本に渡来するまでに経験したであろう苦難が、巌を越えの部分と…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、鈴木六林男の海になるために急げり夏の川が配信されてきました。命の循環を一句の中に良く詠み込んでいて、胸に沁みます。(執筆・大塚雅彦)

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/今日は、松尾芭蕉のうき我をさびしがらせよ閑古鳥が配信されてきました。閑古鳥とは、郭公のこと。その鳴き方の寂しさがよく伝わってきます。(執筆・大塚雅…

黛まどかさんが無料で配信をしているメールマガジン「俳句でエール!」http://madoka575.co.jp/mm/昨日は、鈴木真砂女さんのあるときは船より高き卯浪かなが配信されてきました。銀座の小料理店の名前にも使っている「卯浪」。人生のことにも相通じるものが…