(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

当初の仮題は、「フォト俳句を楽しむ」でした。

事務所編。

池田達郎アナウンサーが、事務机の上に飾られている秋の花々を前にして、一眼レフカメラを構えながら「♪買ったばかりのカメラで」と歌いながら、「いいね、やっぱり秋を切り取るのは、このカメラだよね、写真」
内藤裕子アナウンサー「やー、池田さんね、やっぱり秋の芸術と言えば」と言って取り出したのは、短冊と筆。「俳句ですよー、一句詠みましょうか?」
池田「いや、結構です。内藤さんには期待しないから。やっぱり一瞬を切り取るのは、写真だから」
内藤「言い過ぎー、そんなことない、やっぱり俳句ですって」
池田「いやいやいや」
内藤「写真はただ撮っているだけでしょ?」
そこへ、今年8月、新潟放送局から東京アナウンス室へ異動をしてきた、今週のリポーターの阪本篤志アナウンサーが登場。
阪本「ちょっとちょっとお二人とも、なんか微妙に気まずい空気出してますよね?」
池田「えっ出してない」
内藤「そんなことないですよ」
阪本「このオフィスね、意外と結構多くの人に見られてますからね」
内藤「えっー、どっ、どうしよう?」
阪本「一つ仲良くする方向でお願いしたいと思います。それはさておき、この写真とね俳句、一緒にやればいいんですよ」
池田「一緒に?」
阪本「はい、と言うのはですね、この写真に俳句を添えるという作品作りが人気を集めているんです、取材してきました」と言って、VTRがスタート。

埼玉県鳩ヶ谷市に住む主婦は、携帯電話のカメラで写真を撮っています。散歩の途中などで光景を見つけては、俳句を作っています。早速、八百屋さんの店頭の茄子を写真に撮って一句に残していました。

東京都町田市に住むヘアメイクの女性。3ヶ月前からブログに作品を発表しています。日記の延長だから続けられるとのこと。取材陣も早速写真に撮られて一句にされていました。

埼玉県熊谷市出身の作家の森村誠一さんは、執筆活動の傍ら、写真俳句の創作にも取り組んでいるそうです。散歩の途中で写真を撮って、喫茶店で俳句を考えるそうです。平凡な写真と平凡な俳句が、両者のジョイント(組み合わせる)させることで、全然変わってくるとのこと。最近では、ポーランドアウシュヴィッツの、現代の風景の写真と、痛ましい歴史の俳句を組み合わせています。

埼玉県ふじみ野市に住む男性。10年間で500作品を作っています。写真に入れ込む文字に力を入れています。町おこしも考えているそうです。

今週は、阪本アナウンサーが発した「このオフィスね、意外と結構多くの人に見られてますからね」のセリフを題材に一句。

首都圏で注視されてるこのオフィス 雅彦
著作権法上、テレビの画像を写真として取り込むことが出来ないことが残念ですが・・・)

(執筆・大塚雅彦