(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

事務所編。

池田達郎アナウンサーと鈴木奈穂子アナウンサーの二人は立ち上がって何かの練習をしています。

池田「だめだだめだ、鈴木さん、もう1回、もう1回」
鈴木「はい、『なんでやねん!』」と言って、手を出すポーズをします。
鈴木「『なんでやねん!』」
池田「違う違う違う、もっと肘からこう、『なんでやねん!』。漫才なんだから、もっと大げさに『なんでやねん!』こう前に突っ込むような形でやらないと、ほら」
鈴木「『なんでやねん!』」
池田「違うんだよな。それじゃね、石川が折角応募してくれた、なんとかわんグランプリに勝てないよ。僕ら」
鈴木「ええ難しいなぁ」
池田「優勝を狙っているんだから、もっと」

そこへ今週のリポーターの石川光太郎アナウンサーが現れます。

石川「お待たせいたしました、A1グランプリの準備できました?」と手に持っているのはキャベツと大根。
池田「やってるよ、いま」
鈴木「えっぇっぇっ、いま石川さん、A1って言いました?」
石川「はい、A1のAアグリカルチャー、農業のA、つまり、農業のビジネスモデルを競い合う大会ですよ」
池田「なんだ漫才じゃなかったんだ」
石川「漫才?『なんでやねん!』違いますよ。このA1グランプリはですね、若い農業経営者を応援するために、ええ農業の専門雑誌を作っている出版社が今年初めて開いた大会なんです。」
池田「そうだったんだ」
石川「今週の火曜日、ええーこの、農業に熱い思いを思った若者たちが全国から集まりました」と言って、VTRがスタート。

港区の会場。応募者の中から書類選考で選ばれた18人。優勝賞金は100万円です。

東京都から参加の最年少20歳の大学生の男性、千代田区の廃校となった今川中学校の校庭で野菜を作る活動に取り組んでいます。この男性のプランは、廃校の屋上を活用して、野菜を作り、同時にカフェを作ろうという物。残念ながら優勝は逃しました。

初代チャンピオンは、鹿児島県から参加の男性。トウモロコシを栽培しています。鹿児島県の黒毛和牛の飼料に使われています。安く作る秘密は、畜産農家の休耕地を利用して、トウモロコシを栽培していること。既に10年前から取り組んでいましたが、今回始めて評価されました。

特別賞を受賞したのは、山梨県から参加の男性。富士吉田市で貸別荘と牧場を経営しています。ワインの絞りかすと、豆腐のおからを混ぜて発酵させて、餌にして、「羊」を富士山ワインブランドとして、ラム肉として広めたいとのこと。100頭の羊を飼うことが夢だそうです。

今週の一句、
優勝を目指し漫才する二人 雅彦