(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

ともこ通信Vol.11の内容

ともこ通信Vol.11 〜PSE続報編〜

【つながるキャスター】 2006年03月22日 (水)

小郷3月4日の放送に続いて、電気用品安全法について取材しました。
本格的に運用される4月1日まであと半月ほどという直前になって、大きな動きがありました。

経済産業省が、いわゆる「ビンテージもの」と呼ばれる電子楽器等については、
いくつかの要件を満たせば規制対象から除外するなど、対策を発表したのです。

この時期になって・・・・、さらにビンテージって何?・・・・

番組でご紹介した中古オーディオ店の社長・小川進さんは
「わからないことだらけで、どうすればいいのかわからない」とおっしゃっていました。
ビンテージについては、今週中にも定義を決めて、具体的な製品の情報を発表するということですが、
それまでどうすればいいのでしょうか?

小川さんのお店の製品は、ほぼ100%PSEマークが付いていません。
そのため、小川さんは2月中旬の段階で、34年構えていたお店を移転・縮小することを決めていました。
収入が大幅に減ることが見込まれるため、お店の大きさを今の半分にして経費節減をしようというのです。

2割引さらに、ほとんどの製品を2割引にし今月中に売りさばこうとしていました。
中にはビンテージに該当するものが、たくさんあるかもしれないのに・・・。
「除外されるものがあることが初めからわかっていたら、こんなことにならなかったかもしれないのに・・・。後から後から変えられても、もう取り返しがつかない。」と小川さん。

小川さん小川さんが取引していた仕入れ先は、PSEマークのついていないオーディオ製品を扱わなくなりました。
これまでの仕入先もなくなり、今後どうしていくかは、分からないということでした。

電気用品安全法によって翻弄されるリサイクル業者の方々。
もっと早くいろんなことがわかっていたら・・・。

@ヒューマンでは引き続きこの問題を取材していきたいと思います。

投稿者:小郷 | 投稿時刻:21:16 | 固定リンク | トラックバック (1)

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ともこ通信Vol.12の内容

ともこ通信Vol.12 〜PSE番外編〜

【つながるキャスター】 2006年03月22日 (水)

小郷
ともこのおいしいもの探訪!!

ということで今回は、東京の神楽坂でワインを味わってきました☆ビンテージ
うーん、至福のひととき!

ビンテージフランス人ソムリエに選んでもらったビンテージワインでした。
えっビンテージ!?


実は、「ビンテージ」とは何かを取材していたのです!!
電気用品安全法で中古の電子楽器などでビンテージものは規制対象から除外すると経済産業省が発表したためです。

中古オーディオ機器を扱っている業者の方は「希少価値とはどう判断すればよいのか」「ビンテージの基準は個々人で違う」と、戸惑っていました。
そもそもビンテージって何なのか、そのルーツを求めて
このフランス料理店まで出かけたのです。

vin003.jpgビンテージ(Vintage)とは・・・?
Vinはフランス語でワイン。
Ageは英語で年。
Vintageとは、良いブドウが採れた年の極上ワインのことを本来は言うそうです。

この日、私が飲ませていただいたビンテージのワインは2003年産。
ビンテージとは決して古いものを指すわけではありません。
極上のワインを表す言葉から、その後「古くて価値があるもの」を指す言葉として、ジーンズや楽器などにも使われるようになりました。

しかし、電気用品に関して、何をもってビンテージというのかは、あいまいです。

このビンテージのルーツを求める取材は、
限られた放送時間の中で、残念ながらお伝えできませんでした。
ご協力してくださった方々、本当に申し訳ありませんでした。

経済産業省は、楽器の専門家などにも話を聞き、ビンテージの定義を決めるということです。

投稿者:小郷 | 投稿時刻:22:19 | 固定リンク | トラックバック (1)