(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

先週の「げんかつぎ商品」について、佐藤まり江さんよりコメントを頂きました。
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大塚雅彦さん
>「藁(わら)」をも掴もうとする受験生の家族に、
>ネーミングで「笑(わら)」いを届けてくれている商品の数々。
>「製菓」を食べて確かな「成果」を勝ち取って、
>ゆったりとお菓子を味わえる時間が来ることを期待しています。

おぉ!! 今週は三段オチですね(^^)
スゴイーー♪ 

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また、先週の特集「中学受験」については、放送中より、私のブログに3名の方よりコメントを頂き、反響の大きさを感じました。
http://d.hatena.ne.jp/bunka/20070120


さて、今週のきざし↑は、「‘増毛’完売」。
そのまんま東東国原英夫)知事誕生に関連したニュースかと一瞬思ってしまいましたが、そうではありません。
北海道のバス会社・沿岸バスが6000台限定で販売した、チョロQが完売したとのことです。北海道の増毛(ましけ)町を実際に走っていたバスをモデルに、行き先は「増毛」、ナンバーは「け23−23(ふさふさ)」と言うこだわりぶり。先週の「げんかつぎ」受験と同じく、毛で悩む方たちのお守りとなっているようです。1個800円のこのチョロQ、今のところ追加販売の予定はないとのこと。日本ならではの言葉遊び文化がここでも根付いていました。

それにしても、増毛町って面白い地名ですね。Wikipediaによれば、「町名の由来はアイヌ語の「マシュキニ」「マシュケ」(カモメの多いところ)から」とのこと。アイヌの言葉を日本語に充てる方が「毛」で悩んでいたのでしょうかね?

佐藤さんではありませんが、珍名の地名って日本に結構ありますね。北海道は、アイヌの言葉を日本語に充てたので、どうしても珍名が多いですが、私の住む埼玉にも沢山あります。ご紹介の「盆栽町」のほかにも、「忍(おし)」、「西遊馬(にしあすま)」、「水判土(みずはた)」、「生出塚(おいねづか)」、「道祖土(さいど)」などなど。「鴻巣(こうのす)」なんて言うのも、かなりの珍名かも知れませんね。

今週の一句は、

脈々と歴史受け継ぐ地名かな

地名の云われを調べていくと、その土地で受け継がれたきた歴史をとても感じます。後世の世代にも、この地名が連綿と受け継がれていって欲しいと思いました。



(執筆・大塚雅彦)   Vol.88