(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

事務所編。

池田達郎アナウンサー「ちょっとちょっと、内藤さん来てくれる」
内藤裕子アナウンサー「なになになに?」
池田「これ見て、これ見て」
内藤「どうしたんですか、この古いトースター?」
池田「いいでしょう。これ古道具屋で買ったんだけどね、このトースター、こうやって焼くんだよ」と言って、トースターの前面を開けて見せます。

内藤「わっ、でもこれ使えるんですか?」
池田「使うわけないでしょ。飾って大事に見る。これが素敵な思い出があるんだよね。あっー思い出すなー。子供の頃、憧れだったんだよねー(と言って、画面が白黒に、テロップには『昭和 懐かしみ中』の文字が)
洋食の朝食、焼きたてのトーストに絞りたてのジュース(今回トースターの横にはミキサーも置かれていました)なんか出てくると、いいなーと思ってたよな。はっーあの頃憧れたなー」
内藤「ブレックファースト、出来たわよ。」
池田「あっ。パン!そして、空っぽのコップだけど、この中にジュースがあると嬉しいよなー。最高だなー。なんて暮らしがあの頃は本当に夢だったんだよな」

そこへ、今週のリポーターの山田康弘アナウンサーが登場。
物思いに耽っている、池田アナを揺らして、画面は再びカラー画面に。

山田「ちょっと、池田さん、どうしたんですか?」
池田「えっ」
山田「どうしたの?内藤さん、池田さん?」
内藤「さっきからぼんやりして、独り言ばっかり言ってるんですよ」
池田「そんなにぼっーとしていた」
山田「それにしても、いいですよね、このトースター」
池田「いいでしょ、これ?」
山田「これ私もパン焼いていいですか?」
池田「駄目だって、これは飾るんだから」
山田「それじゃ駄目なんですよ、今は」
池田「なんで?」
山田「懐かしんでる場合じゃないんです。この昭和の物を今は、実際に使って楽しむ人達が増えてるって知りません?」
内藤「使ってるんですか?」
池田「実際に使ってるんだー」と言ってVTRがスタート。

埼玉県幸手市の店には、昭和の物がたくさん置かれています。昭和30〜40年代のものにこだわっています。修理をして販売をしています。30年代の真空管ラジオはいまでも音が出ます。本箱には長嶋選手のシールが貼られていました。若い人達が買いに来るそうです。

神奈川県相模原市オート三輪で登場。ほとんど毎日使っているそうです。33歳の男性。8年前に譲り受けて、自分で手直しをしたそうです。自宅には合計4台もオート三輪がありました。茶畑を持っていて、その際に大活躍をするそうです。

東京奥多摩町。33歳の男性、卓袱台を使っています。2年前に作ってもらったそうです。地元の木工職人さんが作っていました。1脚作るのに1ヶ月もかかるそうです。

今週の一句、
懐かしく昭和を思う池田アナ 雅彦