(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

ホワイトボードには、

+−−−−+
|イベント|
+−−−−+

☆試食会
☆ぬいぐるみショー

の文字が

池田達郎アナウンサー「うーんそうね、我が社の新年のイベント、試食会、ぬいぐるみショー、ピンとこないなどうしようかな」
鈴木奈穂子アナウンサー「どうやってPRすればいいかな、やっぱり不景気だから難しいですよね、あっ池田さん、ポスターとか、インパクトのある広告を作るって言うのはどうですか?」
池田「ポスターいいね」
鈴木「そう、こんな案が上がってきてるんです」と言って、ホワイトボードにポスターを貼ります。

それは、池田達郎アナウンサーの選挙ポスターのようなものでした。
イラストで描かれた和服姿に、池田アナの写真が組み合わさり、坂本龍馬風に仕上がっています。
ポスターには、「時代をつくる」、「首都圏商事」の文字が。
背後には、同じくイラストの和服姿による、鈴木アナの写真もありました。

池田「龍馬みたいだけど、なんだかな、これちょっと、ポスターと言うのはいいんだけどね」

鈴木「いまも昔も、どうやったら商品を上手くPR出来るかというのは、頭を悩ませますよね。実は、昔の人たちもポスターなどで、人を惹き付ける表現を探していました。今日は、そんなところから生まれた、芸術を見せてくれる、美術展に行ってきました
」と言って、VTRがスタート。

渋谷区のBunkamuraザ・ミュージアムでは、ロートレックの展示会が行われていました。
ムーラン・ルージュのラ・グリュ」(1891)は、ダンスホールのために描かれたポスター。
「アンバサドゥールのアリスティド・ブリュアン」(1892)は、歌手のコンサートを告げるポスター。
「歓楽の女王」(1892)も、本の宣伝広告のポスター。

美術館巡りのシリーズではお馴染みの、女子美術大学教授の南嶌宏さんが登場。
「ダンス・音・音楽が一枚の絵の中に、平面的に構成されていて、わかりやすい、優れた広告芸術」と話していました。

ダンスホールの踊り子をよく描いていた、ロートレック

ロートレックの絵には、日本の浮世絵の影響も受けていると言われています。


文京区の弥生美術館。明治時代の少女雑誌の絵が展示されていました。
どれもカワイイイラストのものばかり。
「日本の文化”カワイイ”の原型だと思う」と南嶌教授。

「人を惹き付けるのには芸術にも繋がっている」と池田アナのコメント。

ロートレック・コネクションは、23日まで、
『少女の友』展も、23日まで開かれています。

今週の一句、
龍馬風ポスターも出来池田アナ 雅彦