(旧)文化流行最前線

はてなダイアリーの終了に伴い、 過去に記していたものを、「はてなブログ」に移行しました。 2003年6月19日から執筆しているので、いまから16年前の日記です。 Twitter名は、埼玉のマッサンです。

ともこ通信Vol.35の内容

ともこ通信Vol.35〜広島・若者たちの平和活動編〜

【つながるキャスター】 2006年08月11日 (金)

小郷
8月6日原爆の日を前に、広島にお邪魔しました。

中継をさせていただいたバーでは、月に1度、被爆者の方の体験を聞く会が開かれています。

放送当日の会にも、多くの若者が集まっていました。
なぜ、こんなに若い人たちが集まるのだろう?

訪れた方に聞いてみると、
「働いているので、公民館などで日中に行われる会には聞きにいけない。これまで夜に行われる会は、ほとんどなかった。」
「今まで聞いてみたいと思っていたが、どうすればいいかわからなかった。この会のことはインターネットで知った。」
ということでした。


話が始まると、みなさん一言も聞き逃すまいと真剣そのもの。

その日お話をされた被爆者の方は、
「知らないことが一番罪なこと。
私たちの経験を糧にして、一人一人が、与えられたことを守るのではなく、何が正しいことなのか、どうすればいいのか考えて行動するようになってほしい。
被爆した人から直接話を聞けるのも今後ますます減っていく。
100人いれば100通りの体験がある。今のうちにできるだけ多くの人にたくさんの人の話を聞いて欲しい。」
とおっしゃっていました。

聞き入る若者たち
会が終わった後も、若い人たち同士で原爆について話し合っている姿があって、新しい形の体験の継承の場になっているんだな、と感じました。


被爆から61年。
8月6日には、若者が発信する平和イベントが行われました。
企画したのは、バーで被爆体験を聞く会を企画した富恵さん。
若者と被爆者との語り合いや、平和をテーマにしたライブなどが行われました。
広島の方たちも、
「今まで若い人たちが先頭に立って平和活動が行われることはほとんどなかった」ということで、
若い世代が発信する今までにない画期的な催しとなりました。


取材させていただいた皆さん今回取材させていただいた方たちは、みんな私と同世代の20代の人たち。

自ら積極的に働きかけ、平和について考えようと活動している人たちの姿を見ていて、とても頼もしく、私にとってもすごく刺激になりました。

原爆や平和について考えることって、きっかけがないとなかなか出来ませんが、同じ世代の仲間がやっていると思うと積極的に参加しようという気持ちにもなってきます。
こうした活動をこつこつと続けていくことが大事なんですよね。

今回は、とても貴重な機会を頂きました。
広島の皆さん、ありがとうございました!

みなさんはいかがですか?
同世代の方や、年配の方、学生の方、などそれぞれの世代でどうお考えでしょうか?
ご意見募集しています。
トラックバックやメールなどどんどんお寄せください。

投稿者:小郷 | 投稿時刻:17:01 | 固定リンク | トラックバック (1)